日曜市場を冷かしながら歩いて高台まで「バンドンハイキングツアー」
インドネシアに住んでいると、歩く機会が激減してしまったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
運転手付きの車でどこへでも移動しているのならなお更です。
暑いジャカルタからちょっと離れて、涼しいバンドンの高台を歩いてみませんか。
日曜日だけ開かれる市場を冷かしながら、歩いているとあっという間に時間が過ぎてしまい、疲れも感じません。
日曜市場から食べ物屋が並ぶ高台まで30分弱

このホテルから公共の車で出発します。
まずはバンドンへ来られたら、市内北部のホテルGaleri Ciumbuleuit Hotelにお泊りください。
朝6時ごろ、ホテルの前から公共の車(Angkutan Umum)で15分くらい北上し、サラムーン病院の前で降ります。
そこから、しばらく道を歩いていくと、路上で開かれている日曜市場があります。

日曜の朝だけ市がたちます。混雑を避けるには早めに出かけましょう。
市場の露店を見ながら、坂道を上がっていきます。
食べ物、衣類、道具、小物などが売られています。

米粉からできた、ふかふかしたお菓子です。買ったら、持ち帰って、いただきましょう。
ホテルで朝ごはんを食べた後だと、あまり食べ物を買う気にもならないのですが、色々と買って、持って帰り、ホテルでお昼ご飯として食べるのもよさそうですね。
インドネシアのホテルではお皿とスプーンやフォークをお部屋用に借りることもできます。

バナナ、グアバ、マンゴーなどが単品で売られていて格安です。

赤い皮のバナナを見つけました。
果物はジャカルタなどと比べると格安です。
ここにしかない、中身がつるんとした種類のバナナもあります。
もちろん、バンドン市内の市場で買うよりも安いです。
高級フルーツのひとつでもあるマンゴーを、バンドンでは毎日のように堪能できるのも魅力です。

手作りのココナッツオイルやオイルの搾りかすを固めた食品です。
生のココナッツミルクから抽出した手づくりのオイルや、その搾りかすの食品など市場や普通のお店では見られない珍しいものも売っています。

子ウサギはかわいいのですが、飼うには設備が必要ですね。
ペット用の子ウサギまで売られています。
実際には購入しなくても、見て歩いているだけでも楽しげですね。
でも、冷かすだけだと失礼になることもあるので、ウサギは無理だとしても、他の物の場合は、買う時はちゃんと買いましょう。

スパイスを潰したりする石の道具です。
重たいものを買って、上を目指して歩くのは面倒ですが、後で買うのはもっと面倒なので、買って持って歩いた方がおススメです。

炊いたご飯を入れたり、食べ物を干したりする道具です。
にぎやかな市場は道路を利用して開かれているので、自動車は通れません。
じょじょに開ける視界

人通りは少ないもののゼロではありません。
市場は終わり、写真のような道を通っていきます。
人通りが全くない道を通るのは治安面ではおススメではありませんが、ここではチラホラと人が見受けられます。

民家やモスクのある集落も通り抜けます。
舗装された道路なので、オートバイも時々通り過ぎていきます。
朝のうちは車はめったに通りません。
汚染されてない朝の空気がすがすがしいです。
頂上に到着

プンチュルットという場所に到着です。
頂上というと語弊があるのですが、プンチュルットという場所に到着したら、このツアーの目的地にやってきたことになります。
プンチュルット(Punclut)というと変わった地名ですが、もともと「チュンブルイットの頂上(Puncak Ciumbuleuit)」という意味だということです。
チュンブルイット(Ciumbuleuit)とは、出発の時に、公共の車を降りたサラムーン病院の辺りの地名です。
頂上らしくない場所に、食べ物屋さんが軒並みに並んでいます。
観光客用の馬に乗ることもできます。

視界が開け、バンドンの街並みを見下ろすことができます。
ここまで到着したら、どこかのお店で休憩をしてもいいかもしれませんね。
このまま1時間も歩いていけば、更に峠を超え、隣町のレンバンまで行くこともできます。
今回、ご紹介するコースではこのまま折り返し、先ほどのサラムーン病院まで歩いて戻ります。
病院前からは再び公共の車に乗り、朝出発したホテルに戻ります。
おわりに
いかがだったでしょうか。
歩きたくてウズウズしている方にはおススメのコースです。
ご紹介したプンチュルットは、3~4年前までは、あまり知られていない場所でした。
当時に比べると、2018年現在はバンドンの人だけでなく、ジャカルタの人にも知られるようになっています。
特に夜景を求めて車で訪れる人が多く、土曜の夕方になると急こう配の坂道が渋滞します。
時にはエンストしている車に出会うこともあります。
大勢の人と同じでは嫌だという方や、自分の足で歩きたいという方は、ぜひ、今回ご紹介したコースを歩いてみてはいかがでしょうか。