インドネシア向け通販のための協業者とSNS

コンサルティングサービスをご利用いただいた、Infinity Wings BP Thailand Co., Ltd.代表取締役の水野聡子様(お客様の声はこちら)に、2018年12月12日、インタビューをさせていただきました。

水野様は、タイを拠点に、ヨーロッパ製のスキンケア製品をアセアン各国へ販売されています。インドネシアもそのひとつです。

インタビューが長くなってしまったので、何回かに分けてお伝えしています。

インドネシア用商品説明の文は短く単純明快に

国外から代理店なしでインドネシア向け通販

については既にご紹介させていただきました。

今回は、インドネシア向け通販のための協業者とSNSについてご紹介します。

インドネシアのイメージは何でも「乱立しがち」

インドネシアのイメージは何でも乱立しがち?

インドネシアのイメージは何でも乱立しがち?

清水:水野様はこれから市場としてのインドネシアと向き合っていくわけですが、インドネシアについて、知りたい情報はありますか? 水野さんの抱いているインドネシアのイメージなども合わせて教えていただけると嬉しいです。

水野様:協業するうえで、おススメの企業をチョイスしていただき、教えていただくと嬉しいです。インドネシアは何でも「乱立しがち」というイメージなんです。島国で多民族多文化国家のためかもしれませんが、例えばオンライン決済ひとつ取っても、インドネシアの現地企業は沢山ありすぎるようなんです。

清水:そういうご希望は言っていただくと、私の方でも勉強になります。

水野様:ビジネスで最も重要な回収手法に関する情報収集ですね。それら全てと契約すれば決済の幅が広がりますが、契約実務や管理が大変になってしまいます。会社が乱立しているということは、生き残れなくなるところが出てくる。つまり、契約した会社の倒産、事業売却、廃業などのリスクがあります。

ですので、乱立する中でも、各企業の背景を踏まえて、契約が継続できそうなところを2社なり3社なり、お勧めいただけると助かるんです。例えば、○○財閥が運営主体であるというような、主要な肯定的要素を上げていただければ、他の要素は検討しなくても進められるのでありがたいですね。

清水:たしかに、インドネシアの企業は様々な財閥や人種、民族的背景を持っていますから、見極めが難しいかもしれません。

私なりの分け方ですが、ざっくり見るだけでも外来民族系と現地民族系があります。外来民族系には最も経済的に強い中華系、そして、アラブ系、インド系などがあります。もちろん、日系もあります。

現地民族系にはジャワ系、マレー系、その他数えきれないほどあります。そして、例えば、マレー系と言っても、ジャカルタやスマトラ島など色々な地域を背景にしたものがあります。マレー系はムスリムが殆どですが、ムスリム人口が最も多いのは実はジャワ系です。

ムスリムは民族的な垣根を取り払った独自の系統を持っているといって良いと思います。

これらの特色は、とても一言では言い表せません。宗教的背景も含めると更に複雑になってきます。

水野様:本当に想像以上に乱立していそうですね。別の機会に詳しくお聞きしてもいいですか。

清水:そうですね。全部知る必要はないかもしれませんが、民族や宗教的背景をある程度知っておくと、企業の体質も掴めるようになってきます。別の機会に詳しくお話できればと思います。

インドネシアで流行っているSNS

2018年現在、インドネシアで、Facebookとは別に個人やグループでのやり取りに圧倒的に使用されるSNSはWhatsAppです。

2018年現在、インドネシアで、Facebookとは別に個人やグループでのやり取りに圧倒的に使用されるSNSはWhatsAppです。

清水:その他にもインドネシアについて、お知りになりたい情報はありますか?

水野様:インドネシアにおけるSNSの活用方法などが知りたいです。タイではFacebookが強くて、口コミが広がる場になっていますし、ある製品の良しあしを見るにもFacebookを見て判断するんです。

清水が管理するFBページ(https://www.facebook.com/indonesiabizsupport/)

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清水:インドネシアでもFacebookが一番のSNSだと思います。

水野:そうなんですね。ベトナムのようにローカル製SNSが好まれているところもあるんです。インドネシアではどうですか。

清水:ローカルSNSはまず聞きません。

水野:であれば、Facebookで展開していけるので、タイをモデルにローカライズしたいです。インドネシアについては、ローカルのアプリを勉強しなくてよいので、課題がひとつ減って気が楽になりました。

まとめ

水野様のイメージしているように、様々な背景を持つ企業が数多いインドネシアでは、適切な情報が欠かせません。

また、インドネシアではFacebookで個人間の商品の売買が盛んに行われていたり、まるで市場のような面もあります。

インドネシア向けの販売を考えておられる方は、Facebookは常日頃から使うようにし、動向を探られると良いかもしれません。

水野様のお話とは直接関係ありませんが、インドネシアで流行っているSNSのなかに、個人やグループ間でのやり取りをするためのWhatsApp(記事はこちら)があります。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

 

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