インドネシアの人と約束したら1回以上の再確認をお勧めする3つの理由
インドネシアの人と約束をしたけど、忘れられてしまった、ということはないでしょうか。
でも、約束を果たさないなんて、けしからんなあ、と思わないでくださいね。
インドネシアでは約束をした後に、何度も確認をすることが普通なのです。確認をしないということは、その約束はもう無効になったにも等しいくらいです。
インドネシアの人と約束をしたら、1回以上、再確認をすることをお勧めします。
再確認をお勧めする理由は以下のように3つあります。
1.コミュニケーションは多いほど良いから
インドネシアの人々はコミュニケーションに対して、比較的、気構えることがあまりない傾向があると思います。
そして、沈黙はあまり良いことではありません。何でも良いので、黙っているよりは、何か口にするのが良いのです。
対面でのコミュニケーションでもそうですし、電話、メール、チャットなどを通したコミュニケーションでも同じです。沈黙は失礼を意味することもあるかもしれません。
何か機会がある度に、人に何かを尋ねたり、何かを伝えたりすることが日常的に行われています。
約束をした時も、臆せず何度も確認することが大事になってくると思います。声をかけることによって、その人との接点が多くなると、お互いのことがより分かってくるため、プラスに働くことと思います。
2.失念を防げるから
約束をした相手は、約束の事をひょっとすると忘れているかもしれません。その時が近づく前に、早めに再確認をすることによって、相手はそのことを思い出してくれたり、覚えていてくれたとしても、再度記憶に刻んでいただくことができます。
期日や時間が迫るまで、気を揉むのはナンセンスです。大丈夫かな?ちゃんと覚えていてくれるかな?と少しでも心配になったならばなお更です。必ず再確認するようにしましょう。
何か作業をお願いした時も、「作業は進んでいますか?」と再確認するのがお勧めです。
あまり、確認をしないでいると、その作業はもう必要でなくなった、または、あまり重要ではないのだなのと解釈されかねません。
相手が忘れないように、声をかけるほうが親切だと言えます。
3.間違った解釈を防げるから
お互いの思い描いていた約束に、解釈のズレが生じていることがあります。ちゃんと伝わっているかどうか確かめるためにやはり再確認は必要です。
特に指示を出した側が確認をする配慮が必要です。
はいはいと返事をしてくれるので、しっかり伝わっているんだなと思うこともありますが、安心は禁物です。
指示を出した側と指示を受けた側との間に上下関係がある時に限っては、指示を受けた側が確認を怠ることが多く見受けられます。
上下関係が絡んでくると、上の位置にある人が確認をするのが義務だと思った方が良いと思います。下の位置にある人は遠慮を美徳とするような一面もあります。
声掛けを多くする人でなければ、上の器には相応しくないのです。声掛けや確認を怠り、間違った解釈があった場合、それを発見できなかった上の者の落ち度とみなされます。
まとめ
インドネシアの人と約束をする時は、期日が来る前に再確認をしようと思っていただけたでしょうか。
日時の約束をする場合は、曜日や「明日」という曖昧な言い方ではなく、何月何日何時という表現をお勧めします。場所の指定に関してもなるべくGoogleマップを使って伝えると間違いがないですね。
ただ、再確認の習慣を日本の人に対して実践すると、私のように逆カルチャーショックを感じてしまうかもしれません。
私はある身近な日本人とある約束をしました。当日になり、もう一度、「今日、お願いね。」とメッセージを送ったのです。
その人からの返事は「約束したんだから覚えているよ。信じられないの?」というものでした。その人にしてみれば、何度も念押しされるのはしつこいなあ、といったところだったのでしょう。
何はともあれ、インドネシアでは躊躇せず再確認をしてみてくださいね。
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