インドネシアの結婚式に遠方から招待。断っても良い3つの理由
インドネシアに住んでいたり、インドネシア人の友人がいると、時には結婚式に招待されることもあるかと思います。
招待されたのは嬉しいけど、ちょっと場所が遠すぎるということはありませんか?
インドネシアでの結婚式に出席したことのない人ならなお更、出席するか、しないかの決断をするのも大変ではないでしょうか。
日本だと遠方の招待客には交通費を差し上げるのが普通ですが、そんな習慣がインドネシアにあるかどうかも分からないですよね。
遠方のインドネシア人に結婚式に招待された時は、気楽な気持ちで受け止め、お断りしてもいいのです。
その理由は3つありますので、次にご紹介しますね。
【理由1】招待客のお車代を出す習慣はないから
インドネシアでは結婚式の招待客の中に遠方の人がいても、お車代の文化はありません。
家族や親せきなどの血縁関係など、招待される側というよりも、結婚式を執り行う側の人であれば、交通費を出してもらうことはあるかもしれません。
ですが、それとて、お金がない人に対して特別行われる措置と言っていいでしょう。
結婚式に招待された時に一番大切なことは、お祝いの気持ちを述べるとともに、新郎新婦の今後の幸せをお祈りすることです。
あなたが新郎新婦のご友人であれば、遠いから今回は無理といってお断りするかわりに、お幸せを願う言葉をお伝えするのが良いかもしれませんね。
新郎新婦側がいくらお金持ちだったとしても、お車代を請うのは失礼ですし、恥ずかしいことになってしまいます。
【理由2】あなたは招待客1000人のうちのひとりかもしれないから
日本の結婚式と違い、インドネシアでは数百人単位の招待状を用意します。
もし、500通の招待状を配っていたとしたら、1通につき2人以上が見込まれています。
2人というのは夫婦が基本ですが、独身の人が誰かもうひとり連れて来てもOKです。夫婦に子供がいる場合は、当然、子供も一緒に来ることが考慮されています。
ひとりで行くと寂しいと思います(笑)。
500通の招待状を配っていれば、1000人以上を見込んでいるのです。
日本の結婚式とは違いビックリするような数字ですが、食事もバイキング方式ですから、とにかく大勢が良しとされます。
あなたは、こんなに大勢の中のひとりに過ぎないと思うと、出席するか、しないか、もっと気楽に考えられますよね。
【理由3】外国人が出席すると式の格が上がるのでダメもとで招待しているかもしれないから
新郎新婦側にとっては、名のある人に出席してもらいたものです。自らの格を上げることにもなるからです。
同じように、外国人に出席してもらうことも誇り高いことになるようです、
ご祝儀も人によってまちまちの額があり、相場があるわけではありません。私がこれを書いている2018年の時点では、ある程度お金や地位のある人が100,000ルピアを包むのは少なすぎると思います。
インフレーションが激しく、物価もどんどん上がっているので、金額の感覚も年々変化し続けています。
インドネシアの人はお金を見る前に人を見ます。Aさんはこの額でいいけど、Bさんがこの額じゃちょっとね、ということが大いにあります。
そして、ご祝儀を望めない人は招待しないといった、打算的な面がないわけでもありません。
私の知っている新婦のお父さんは、ご自分の職場に近い自宅で結婚式を行ったのですが、日取りは平日にし、職場の人をくまなく招待しました。平日は職場からすぐに結婚式にやって来られる環境です。
その結果、結婚式の費用よりもご祝儀の合計額の方が上回ったということでした。
まるでイベントオーガナイザーですね!
ここまでできる人はなかなかいないと思いますが、損得勘定が皆無ではないのです。
まとめ
インドネシアでも何かに招待されたら出席することが良いとされていますが、人脈が多ければ多いほど全ての招待に対応することができなくなってくるのが現実です。
招待する方も気楽な気持ちで招待していることが多いものです。
あなたが日本に住んでいる方で、インドネシアで行われる結婚式に招待されたのだったら、遠いので難しいといって、お断りしても嫌な思いをされることはありません。
また、あなたがもし独身で、異性の友人から本人の結婚式に招待されたのであれば、あまり遠方から張り切って出席するのも、結婚相手の方の立場を思えばいかがなものでしょうか?
インドネシア旅行のついでに結婚式にも出席する、というスタンスだったら周りの人も理解し易いと思います。
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