インドネシア人から見た日本人の【3つの良い点】と【3つの悪い点】

インドネシア人の性格は、素直であると感じる人は多いようです。

インドネシアでは怒りや横柄さは悪なのかもしれません。

いつも明るく、元気、朗らかな印象の彼らは、逆に日本人のことをどのように感じているのでしょうか。

一般的にインドネシアは親日だと言われていますが、私たちがどのように思われているか気になりませんか?

「あなたは親切でいい人ね」とインドネシア人に言われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本心でそう思っているのか、気になりますよね。

以下、私の約22年間のインドネシア暮らしの中で感じた「インドネシア人から見た日本人の良い点3つと悪い点3つ」をご紹介していきますね。

インドネシア人から見た日本人の良い点

  1. 約束をよく守る
  2. 細かいことに良く気付く
  3. 時間やお金に正確

1.約束を守る

約束には時間が関係してくることが多いですね。

約束には時間が関係してくることが多いですね。

規律正しいことで有名な日本人は、約束をすれば、律儀にそれを守ります。

人と会う約束をすれば、例え雨でも嵐でも、予定通り出発し、約束した場所へやって来ます。

忠実そのものですね。

例えば、約束の時に、大雨になったとします。

インドネシア人からしてみれば、大雨だから当然中止になったと思うものなのですが、日本人はちゃんとやって来るので驚いてしまいます。

もし、遅れるようであれば、やはり律儀に連絡をくれるのも日本人の良いところです。

2.細かいことに良く気付く

日本人は細かいし、よく気が付きます。

日本人は細かいし、よく気が付きます。

日本人の家に招かれると、脱いだ靴を揃えてもらったり、空になったお茶を注ぎ足してくれたり、細かいことに良く気付いてもらえます。

そんな細かい気配りにインドネシア人は感動することがあります。

また、何か製品の開発をしていたとすると、徹底的に使いやすさを追求します。

例えば、日本の食品パッケージは開封しやすいように、矢印や切れ目が付いていたりするので、とても便利で感激ものです。

何事においても、後々の事まで考慮し設計する日本人には本当に感心します。

細かいので物事は厳密な計画、設計により成し遂げようとします。

3.時間やお金に正確

日本人は時間もお金も大切にします。

日本人は時間もお金も大切にします。

先に述べた約束のことと重なってきますが、時間に正確なので約束の時間については1分単位で守ります。

日本の学校や会社を経験している私も、当時のことを思い出すと、正確過ぎて本当にすごいなと我ながら感心します。

仕事などの納期についても、日本人は必ず守ります。

お金についても、ごまかしたりせず、計算が常に正しいのでインドネシア人はそれを凄いと感じます。

私の田舎にある、道端の野菜の無人販売(コインを鍵のない箱に入れ、並べてある野菜をもらっていく)の話をすると、インドネシアの人は信じられないといった顔をされることが多いです。

インドネシア人から見た日本人の悪い点

  1. 寛容でない
  2. 細かすぎる
  3. 個人主義すぎる

1.寛容でない

自分の価値観で動いてもらいたいのかも。

自分の価値観で動いてもらいたいのかも。

律義さや信頼性によって成り立っているのが日本における人間関係だとすれば、それを裏切られてしまうと、日本人はなかなか許してくれません。

何らかの理由で心が傷ついた日本人も、引きずってしまうからか、相手を寛容に見ることが難しいようです。

「絶対に許さない」ことが態度や処置などによって伝わってくることがあります。

許すことが最大の善行のひとつでもあるインドネシア人には理解しがたいことなのです。

私の知人のそのまた知人は5,000ルピア(40円程度)を雇い主である日本人に報告しなかったため、解雇にされたということです。

おそらく「お金の問題」ではなく「正直さ」に問題があるとみなされたと思いますが、その日本人は周囲のインドネシア人の間で語り継がれているようです。

2.細かすぎる

ついつい数えてしまうんですよね。

ついつい数えてしまうんですよね。

細かいことは良いことでもありますが、悪いことにもなります。

上の例に出てきたような、5,000ルピアはおろか、100ルピアでも帳尻があっていないと許さないのが日本人です。

インドネシア人であれば、何か人にお使いを頼むと、お釣りが返ってこなくても、お駄賃だからいいか、で済んでしまうのですが、日本人だとそうはいきません。

10年以上も前、私のインドネシア語の生徒さん(日本人女性)がお手伝いさんに買い物を頼んでいました。

押し車で住宅街にやって来る野菜屋さんから買い物をしていました。

レシートなどありませんので、買い物のたびにお手伝いさんが買い物報告メモを作っていました。

その生徒さんは一生懸命だったので、こんなことを今更言うのは悪い気持ちですが、お手伝いさんもその奥さんも数百円の買い物を数十円単位で、各々5分の時間をかけてチェックしていたようなものです。

10分以上の損失です。

3.個人主義すぎる

日本では家族=核家族とうイメージですが、インドネシアでの家族は家系列全部です。

日本では家族=核家族とうイメージですが、インドネシアでの家族は家系列全部です。

日本人は一般的に、視野が自分の目の前だけなのかもしれません。

街でたまたま隣り合わせになった人に目線を向けることもなければ、すれ違った人に目を向けることもありません。

会う約束をした人が、別の知らない人を連れてきたりしたら、途端に怪訝な顔になってしまいます。

日本人は仲良くなった人のことは「友達」と呼びますが、そうでなければただの「知人」とされ区別することが多いです。

インドネシア人は知りあったら、割とすぐに「友達」と呼ぶので、友達は100人どころではありません。

日本人は周囲に無関心、同情しない、冷たいと思われることも多いようです。

さいごに

上では書ききれなかったのですが、日本人は慎重だということがありますね。

良くも悪くも「考えてから行動する」タイプだと思います。

ですので、会議をして決議してからでないと動かないということもままあるようです。

インドネシア人は「考えながら行動する」タイプで、時間的にはセッカチだったりします。

以上、「インドネシア人が見た日本人の良い点悪い点」というよりは、「インドネシア滞在22年のひとりの日本人が見た日本人の良い点悪い点」になってしまったかもしれません。

悪しからずご了承のほどをお願いいたします!

 

 

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