インドネシアでいちばん人気のある7人乗りトヨタ車とは?

その車の名は、アバンザ。

インドネシアの自動車業界をリードするトヨタ製です。

Avanzaと書くので、インドネシアでは「アファンサ」と読みます。

2004年から発売されているアバンザは、それ以前にいちばん流行っていた、同じトヨタ車であるキジャンにすっかり取って代わってしまいました。

一体、どんな車なのか気になりますよね?

以下、ざっとご紹介していきますね。

インドネシアではミニバンのマニュアル車がいちばん!

ダークなシルバー色が最も人気があるようです。

ダークなシルバー色が最も人気があるようです。

インドネシアでは家族や親族の繋がりが強く、関連行事が多いので、少人数向けの車は人気がありません。

日本のような軽自動車もないですし、セダンもあまり売れないのですね。

地表面から車体の一番低い箇所までの距離を指す「最低地上高(ロードクリアランス)」がある程度高いことも、道路面にデコボコが多いインドネシアでは大切なので、セダンよりもミニバンタイプが好まれます。

アバンザは7人乗りのミニバンで、排気量(シリンダー容量)は1,500㏄(1,496㏄)と1,300㏄(1,329㏄)のものがあるようです(参照カタログ:https://www.toyota.astra.co.id/uploads/default/files/6eaec4d42d571163202c2e53e25c64c2.pdf)。

ご興味のある方はこちら↓の公式ページもどうぞ。

https://www.toyota.astra.co.id/product/avanza

アクセスすると、いきなり通知を送っていいか?という許可を求められたリ、登録フォームが出てきたりしますので、びっくりしないでください(笑)。

必要に応じて、バツ印をクリックして、登録フォームを閉じましょう。

ミニバンタイプが最も人気があります。トヨタ、アバンザ7人乗り。

ミニバンタイプが最も人気があります。トヨタ、アバンザ7人乗り。

2018年現在、日本では乗用車の新車販売の殆どがオートマ車なのだそうですが、インドネシアではまだまだマニュアル車のほうが人気があります。

マニュアル車は中古車市場で高値を保つことができるからなのです。

後部座席は荷物置き場にもなる

後部座席は2席分あり、ひとつずつ折り畳めるようになっています。

後部座席は2席分あり、ひとつずつ折り畳めるようになっています。

車に乗るのは人だけではありません。

帰省などの長距離移動もインドネシアでは多いので、荷物も多いです。

アバンザは全部で3列の座席列があり、次のような配列です。

  1. 最前列=助手席+運転座席=2人
  2. 2列目=3人までの座席
  3. 最後列=2人分の座席、または荷物置き場
最後列座席は予備席の性格が強く、乗り降りも2列目座席の扉から行います。

最後列座席は予備席の性格が強く、乗り降りも2列目座席の扉から行います。

2列目には3人座ることができますが、セダンの後部座席と同じように、長距離の場合など、真ん中に座る人が疲れやすいという側面はあります。

最後列座席も予備席の性格が強いので、座り心地の観点だけから言えば、運転手を除いた乗員数が2~3人の時が最も快適かもしれません。

さいごに

とにかく大勢であることが好まれるインドネシアでは、車のある人が車のない人に相乗りを勧めるといったことが日常的に行われています。

そのため、乗り心地は二の次で、多少のことは我慢しても大勢を乗せるのを良しとする風潮があります。

多少きゅうくつになることを覚悟して、笑顔で相乗りを勧められるようになったら、あなたの心はかなりおおらかになっています(笑)。

定員オーバーがおとがめを受けにくいのもインドネシアならではです。

しかし、定員の問題は重量オーバーや安全面にも関係してきますので、気をつけるようにしたいですね。

 

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