列車の利用に便利、ジャカルタ唯一のヒルトンホテル
ジャカルタから列車で郊外へ行くときの拠点になるガンビル駅から、鈍行で2駅目のチキニ駅のすぐ近くにあるヒルトンホテルをご紹介します。
筆者が2018年12月に宿泊した時の情報が根拠となります。
以前はスポーツスタジアムのあるスナヤン地区にヒルトンホテルがあったのですが、2018年12月現在は別のホテルに変わっています。
今回、ご紹介するダブルツリー・バイ・ヒルトンは、生粋のヒルトンホテルよりカジュアルな施設とサービスを提供しています。
駅から歩ける距離
ガンビル駅から南へ2駅目のチキニ駅の東側に立地するダブルツリー・バイ・ヒルトンは、チキニ駅から徒歩約5~10分、ガンビル駅からタクシーで約5~10分です。
しかし、実際には歩いてくる人は殆どいません。
エントランスまで、数十メートルの上り坂スロープがあるので、荷物が多い人は近距離であっても車に乗った方がいいでしょう。
ホテルの人によるとハイシーズンは1年に2回。
クリスマスから年末年始にかけてと、断食月明け大祭のときだということです。
これらの時期は学校が休みになるため家族連れで大変賑わいます。
そのため、ハイシーズンに限っては、チェックインに並ぶこともあるようです。
子どもにやさしいホテル
客室はビジネス仕立てなのですが、プールは子ども向けといった感じのこのホテル。
ハイシーズンには浮き輪などを持参した小さな子ども連れで一杯になります。
そんな子どもたちを考慮して、朝食のビュッフェにはキッズコーナーまで設けてありました。
筆者は「大きな」子ども連れだったのですが、宿泊も朝食も別料金を請求されなかったので、お子様連れには良いかもしれません。
インドネシアのホテルでは、子どもの添い寝は当たり前なので、別料金は必要でないことが多いです。
そして、駅の近くというだけあり、上階の窓からはひっきりなしに行き来する列車を見ることができます。
列車好きにはたまらない立地ですね。
メニュー数が多くて悩む朝食
ビュッフェ式の朝食は朝早い時間に行けば混まないのかもしれません。
しかし、休暇で来ている時などは、遅めの時間に行き、ブランチとしたいのが人の常。
宿泊客は誰も同じような考えでしょうから、結局混雑の中での食事となります。
メニューはタンパク質系のおかずの数々はもちろん、ご飯類、麺類、おかゆ、サラダ、パン、クレープ、ケーキ、フルーツ、ジュース、ヨーグルト、シリアルなど、とても豊富です。
筆者は朝から抹茶アイスクリームをいただきました。
ホテルの人によると、すべてハラールなのだそうです。
客室はカジュアル
客室の内装は、家具の素材が合成樹脂シート張りで、カジュアルな作りになっています。
ベッドもクローゼット等と同じ、作り付けの合成樹脂シート張りの土台の上にスプリング入りのマットレスを置く様式で、あくまでもカジュアルです。
筆者の泊まった部屋にはアイロンとアイロン台があったので、コンセントを探したのですが、手ごろな場所に見つからず、結局、写真の湯沸かし器のコンセントを使いました。
部屋内のコンセントは仕事机の分も合わせ全部で3カ所でした。
枕元にもコンセントはなかったので、やむなく照明スタンドのプラグを抜いて携帯電話を充電しました。
アイロンや何台もある携帯電話の充電用に、もう少し多くても良いなと思いました。
クローゼットの中にあった薄っぺらい感じのバスローブは販売もしているということで、部屋のあちこちに商戦が散りばめられているという印象でした。
ラウンジ
筆者はヒルトンのダイアモンドというメンバーなので、朝方チェックインの手続きを済ませ、朝食の替わりにラウンジでコーヒーやクッキーをいただきました。
ラウンジのクッキーは分厚く、食べ応えがあり、美味。
お腹が満たされました。
夕食もラウンジにある、お寿司、サンドイッチ、パン、チーズ、サラダをつまんでいたら、お腹いっぱいになります。
ラウンジアクセスはメンバーだけの特典というわけでもなく、ラウンジアクセス付きのお部屋に泊まれば自動的に付いてくるようです。
さいごに
お部屋そのものはカジュアルで合理的な作りですが、その代り、朝食やラウンジ、プールなどの設備面での充実を売りにしているホテルだなと思いました。
このホテルは、生粋ヒルトンの子ホテルのようなブランドなのですが、価格的に安くはなく、日本円で1万円以上はします。
子どもの数が多少増えても、朝食やラウンジで人数について何も言われなかったのは、とてもよい点だと思います。
ビジネス利用やご家族での利用にいかがでしょうか。
以上、参考になれば幸いです。
サイトでは公表できないこともありますので、もっと詳しく知りたい方は、清水までお気軽にお問い合わせください。