インドネシアのインターネットバンキングの使い方

インドネシアでのインターネットバンキングの手続きは窓口で行う

インドネシアでは、通帳式口座が基本であり、無通帳形式はまだないのではないかと思います。インターネットバンキングをお使いになる方は、口座開設時に申し出て、一緒に作っておけば簡単です。口座はあるけれど、まだ、ネットバンキングはしていないという方は、口座を開設した銀行へ出向き、申し込みをしましょう。

今回は私が利用しているシャリア・マンディリ銀行における、インターネットバンキングで送金する場合の操作方法を簡単にご紹介します。

1. ユーザーID、ログインパスワード、送金用パスワード、送金用使い捨てパスワードを用意します。
2. ログイン画面からログインします。
3. 同銀行内への送金、他銀行への送金のどちらかを選択します。
4. (複数口座を持っている場合は、)出金口座を選択します。
5. 送金先の銀行名の選択、口座番号、入金額、メールアドレス、必要な場合はメモを記入し、確定します。
6. 画面に、相手先の名前/名称、インドネシア語のアルファベット表記による金額などが出てきますので、確認します。
7. 送金用パスワード、送金用使い捨てパスワードを入力し、確定します。
8. 送金が成功すれば、成功しました(berhasil)の表記がでてきますので、確認します。
9. 送金成功画面は印刷したり、保存することができます。

日本の場合よりも、画面のリセット時間が短いので、慣れないうちは必要事項を記入しているうちに画面がリセットし、ログイン画面からやり直さねばいけなくなったりします。これを防ぐため、必要な情報はあらかじめ手元に用意しておきましょう。

操作方法は簡単なのですが、やはり、必要なインドネシア語はあらかじめ勉強しておくといいですね。

送金用パスワードの発行方法は窓口、ウェブ上、生成機などがある


私はシャリア・マンディリ銀行とは別銀行になるマンディリ銀行の口座でもインターネットバンキングを利用しています。マンディリ銀行での送金用パスワードについては、トークンというパスワード生成機を所持することになります。日本の三井住友銀行にもカード型のトークンがありますが、マンディリ銀行のそれは少しかさばります。トークンを持ってしまえば、現金を扱わない限り、銀行へ行く用事は殆どなくなってしまいます。

シャリア・マンディリ銀行では、窓口で送金用の使い捨てパスワードをあらかじめ幾らか生成してもらい、なくなったら再び窓口へ行って、生成してもらっています。または、私は使ったことはないですが、ウェブ上で1回ごとにSMS(携帯電話のショートメッセージ)経由で発行することができます。SMS経由だと1回500ルピアの手数料がかかるということです。

少し面倒な気もしますが、私は数か月に一度のことなので、銀行へ挨拶替わりに出向きます。私の場合は、同銀行のプライオリティーメンバーになっているので、ソファに座って、暖かい飲み物を頂きながら、銀行の人と色々と談話することができます。新しいサービスがあったり、自分にとって気づきになったりすることがあるので、特にインドネシアにおいては、こうやってダイレクトに人と対面することは大事だと思っています。